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院長あいさつ

院長 菊池 淳

院長 菊池 淳

当院は奥州市の市立病院としてここ3年余りはコロナ診療に特にも力を注いで参りました。発熱外来やコロナ患者さんの入院治療、ワクチン接種などを通してますます感染症対策の観念が当院職員の間に染み込み、より適切な対応が取れるようになっていると感じます。

コロナに支配された3年余りの月日が終わってやっと普通に戻ったような感覚の方もいらっしゃるかもしれませんが、我々医療人は決して慢心せず手綱を緩めてもいません。世間一般に目をやれば、コロナ前と比べると世の中は明らかに変容し、人々の行動様式、社会的慣習なども以前とは異なっていると感じます。ますます個人的な視点を重視した生き方になり、世間的な行動には支配されにくくなっているようにも見えます。

医療も昨今は少子化、人口減少、高齢化による影響を受けて病院のあり方などが変化してきていますが、更に今後もいつ起こるかわからない感染症の災害をも想定すると、我々公的医療機関に求められる役目はおのずと明らかになってくると思います。主に高齢者の方たちの個性や考え方を重視した日々の健康な生活を全人的医療の観点から支え、また新型コロナ感染症のような危機に際しては率先してその対応に努める、そんな医療を今後も皆さんとともに続けて参りたいと考えています。しかし、その実現のためには我々の努力だけでは不十分と思われますのでぜひ市民の皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げるしだいです。

更新日 2023年5月