耳鼻いんこう科
耳鼻いんこう科外来診療担当医表(髙橋邦明医師)
2022年5月2日~
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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午前 | 一般診療 | 一般診療 | 手術 | 一般診療 | 一般診療 ※第4週除く |
午後 | 難聴外来 (予約のみ) 14:00~16:00 | 予約外来 (予約のみ) 14:00~16:30 | 手術 | 摂食嚥下外来 (予約のみ) 14:00~16:00 | 予約外来 (予約のみ) 14:00~16:30 ※第4週除く |
※混み具合により、受付終了時間が早まる場合がありますのでご了承ください。
※第4金曜日は医師不在のため休診となります。
※午前の診療は9時開始です。
担当医師紹介
髙橋 邦明
- 医学博士
- 日本専門医機構 耳鼻咽喉科専門医
- 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 専門研修指導医、補聴器相談医
- 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
- 日本頭頸部外科学会 頭頸部がん専門医、指導医
- 日本嚥下医学会 嚥下相談医
- 日本気管食道科学会、日本内分泌外科学会、聴覚医学会等 所属
- 米テラドックヘルス社 Best Doctors in Japan 2024-2025 選出
- 奥州市水沢出身、1982年東北大卒
概要
耳鼻咽喉科は頚から上の臓器、器官から視器と脳を除いた範囲で、この中には聴覚の他に平衡覚、嗅覚や味覚といった感覚器、気道の一部を構成し発声を担う上気道、摂食嚥下に関与する口腔咽頭腔が含まれ、これらが交叉することから、生命、生活の質に直接かかわる重要な部位をその守備範囲とします。最近は頭頸部外科とも併記また表されることも多くなりました。
急性、救急症状としては、突発的な難聴、めまい、耳痛、顔面麻痺、鼻出血、咽頭痛、嚥下困難、発声困難、頸部の痛みを伴う腫脹などの重篤な病態に、他科との協力を得ながら対応します。
難聴や嚥下障害など加齢に伴う特有の機能低下にお困りの患者さんに対し、専門外来を設け、より詳細な機能検査を行い、最適な治療法を提案していきたいと思います。また、嗄声や嚥下時の違和感は当科を受診される患者さんの訴えとしてよくあるものですが、このような中に重大な疾患が隠れていることもあり、見逃しの無いようビデオ内視鏡検査やエコー検査を充実させていきたいと考えております。
当科での手術治療としては、単独で可能な内視鏡を使用した副鼻腔や喉頭、中耳の鏡視下手術を、また外科系の先生方の協力を得て、唾液腺や甲状腺、頸部の開頸手術を行っております。頭頸部癌の手術適応のある患者さんについては、岩手医大病院の頭頚部外科に依頼しています。
この25年、耳鼻咽喉科領域の手術、特に鼻副鼻腔領域、咽頭喉頭領域では、顕微鏡から内視鏡、さらにはダヴィンチを使ったロボット手術へと大きくパラダイムシフトしてきています。これはデジタル、IT技術の革新によるものですが、最新の光学技術の恩恵を享受しつつも、常に患者様に寄り添った低侵襲な手術を心がけていきたいと考えております。
専門外来
以下の二つの専門外来を 週1回の午後枠で開設しております。
一般外来あるいは他科外来からの予約の方に限らせていただいています。
- 難聴外来 月曜午後
聞こえの低下やそれに伴う耳鳴でお困りの患者さんに対し、聴力低下の原因を精査すると共に、補聴器装用あるいは鼓室形成術や人工内耳などの手術適応を判断し、必要な情報提供書を作成します。身障適応のある場合には意見書を記載します。 - 摂食嚥下外来 木曜午後
嚥下は食物を口腔より取り込んで(摂食)、食道まで搬送する一連の運動です。うまく食事が飲み込めない、誤嚥しやすいといった、嚥下機能に心配のある患者さんに対し、主に嚥下内視鏡検査や嚥下造影検査を用いてにその動作を客観的に評価し、障害の程度に応じ、管理栄養士や理学療法士とともに適切な嚥下訓練や食物形態を指導していきます。
主要設備・機器
ビデオ内視鏡、聴力検査室、聴覚検査機器(純音聴力、語音聴力、内耳機能、聴性脳幹反応)、鼓膜音響インピーダンス測定、頸部超音波検査、赤外線CCD眼振記録 内視鏡下副鼻腔手術機器、同喉頭直達鏡手術機器、同咽頭手術機器、中耳手術機器
2022.5-2024.5 手術実績
内視鏡下鼻副鼻腔手術Ⅰ型~ Ⅳ型、鼻中隔手術Ⅰ型、鼻腔手術Ⅰ型、鼻副鼻腔腫瘍摘出術
口蓋扁桃摘出術、経口的咽頭腫瘍摘出(TOVS)、舌腫瘍切除、口唇粘液のう胞摘出
鼓膜形成術、耳瘻管摘出術、鼓膜換気チューブ留置術
ビデオ直達鏡による喉頭腫瘍摘出術、声帯ポリープ切除術、気管口形成術
顎下腺摘出術、耳下腺浅葉摘出術、耳下腺深葉摘出術、甲状腺腫瘍切除術、頸部郭清術、
頸嚢胞摘出術
2024/6/12 更新