臨床工学技術科
概要
臨床工学技士とは、医学と工学の両方の知識を兼ね備えた国家資格です。医師の指示のもと、生命維持管理装置の操作及び保守点検を行うことを業とする専門の医療職種で、医師や看護師と共に医療機器を用いたチーム医療の一員として生命維持をサポートしています。
業務内容
24時間オンコール体制で緊急症例や機器のトラブルに対応し、各部署を週ごとにローテーションしています。また奥州市国民健康保険まごころ病院へ医療機器の定期点検に赴いています。
- 手術室・サプライ業務
麻酔器・生体情報モニタ・電気メス等の始業前点検や定期点検を実施し、サプライのオートクレーブや超音波洗浄機のトラブルにも対応しています。 - 血液浄化関連業務
RO装置、溶解装置、供給装置、透析用監視装置14台(On-Line HDF・IHDF対応)の日常点検や水質管理、穿刺、返血業務を行い、病棟重症室で行う個人用透析装置の水質管理や一連の業務も行っています。 - 呼吸器関連業務
人工呼吸器5台、搬送用人工呼吸器1台、NHF 1台を管理しており、ラウンド点検やシャワー浴のサポート、在宅人工呼吸器を使用している患者さんの回路交換、レスパイト時の同行なども行っています。 - ペースメーカ業務
ペースメーカ業務は、6ヶ月ごとのペースメーカ点検、患者情報の管理を行っています。 - 医療機器管理業務
輸液ポンプ、シリンジポンプ、小型シリンジポンプ、低圧持続吸引器、栄養ポンプを中央管理。医療機器管理ソフトを導入し、院内の医療機器を登録、貸出し返却や各種点検記録、修理履歴などを管理しています。 - 在宅医療機器管理
在宅人工呼吸器、在宅酸素療法、在宅医療用ポンプなど在宅で使用されるレンタル機器の受付窓口となり、病棟、医療連携室、訪問看護、レンタル業者と連携して対応しています。
スタッフ数
- 臨床工学技士
- 3名
更新日 2022年7月