全身MRI(DWIBS)がん検診
全身MRI(DWIBS:ドゥイブス)がん検診とは
MRI装置を使って全身のがんを検索する最新の画像検診で、拡散強調画像という撮像方法を主としています。がんは、細胞内密度が高く、細胞間の水分子の動きが悪いのですが、拡散強調画像はこの部分が目立つように画像化します。すべてのがんが見つかるわけではありませんが、X線被ばくがない、お薬を使わないなど、身体への負担が少なく受けやすい画像検診です。
1検査は約20分で、仰向けで寝ているだけで全身が撮像できます。
DWIBSでわかるもの(下の画像は当院の症例です。)
炎症性の病気のほか,がんのような腫瘍やがんの転移と思われる所見を検出します。
PET-CT検診との比較
DWIBS検診と同じような全身のがんを検索する画像検診としてPET-CT検診がありますが、DWIBS検診は、被ばくがない、検査薬の注射が必要ない、検査時間が短い、安価などの優位点があります。
DWIBS検診の実績
これまで200名を超える方が当院のDWIBS検診を受検されました。前立腺がん、胆管がん、大腸がんが見つかり、外科手術などの治療を受けられています。
また、多くの皆様から「簡単な検査で苦痛なく終わった」などの感想をお寄せいただきました。
こんなに方におすすめ
- がんが心配な方
- 腎機能が悪く、お薬を使った検査が難しい方
- 早期肺がんの検出はCTの方が有利ですので、低線量肺がんCT検診をあわせて受けられることをお勧めします。
検診が受けられる時間
月~金曜日の9時~11時00分、13時~15時00分
当日、緊急を要する検査が入った場合には、ご予約の時刻を多少変更させていただく場合があります。ご了承ください。
使用する装置
- フィリップス社製1.5T MR装置 MR5300(2023年導入)
拡散強調画像、T2強調画像、T1強調画像を撮像します。 - PixSpace社製 医用画像解析プログラム Attractive (2023年導入)
検診費用
税込40,000円です。現金の他、クレジットカードでのお支払いも可能です。
当院でこの検診が受けられない方
- ペースメーカや除細動器を埋め込まれている方
- 妊娠初期(おおむね14週未満)の方
- 閉所恐怖症の方は、撮像できないことがあります。
- 刺青、タトゥーが入っている方は、撮像できないことがあります(詳細はご相談ください)。
- その他、体内金属がある方など(MRI対応の体内金属もあります。MRIが撮像できる材質かどうか、手術を受けた医療機関に事前にご確認ください。)
よくあるご質問
こちらからご確認ください。
お申込み前のセルフチェック
- この検診を受けることができるか、お申込み前に以下のチェックリストでご確認いただくとお手続きがスムーズです。
- 人工関節など体内に金属を入れている方は、MRIが撮像できる材質かどうか、手術を受けた医療機関に事前にご確認ください。
検診の流れ
結果の通知
DWIBS検診の画像は、画像診断を専門とする放射線科医が読影します。それを当院医師が確認し、検診後1ヶ月以内に郵送します。郵送する通知書には、今回の画像データを収載したCD-Rを添付します。
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