低線量肺がんCT検診
低線量肺がんCT検診とは
日本で最も多い悪性腫瘍の死亡原因は、肺がんです。この検診の目的は、肺がんを早期に発見することです。低線量肺がんCT検診は、胸部単純X線検査(レントゲン)と比較して、肺がん発見率は約10倍程度高く、発見肺がんは早期の比率が高いと言われます。
一般診療で使用されるCTに比べて、半分以下のX線量で撮像する特殊なCT撮影です。当院では、低線量肺がんCT検診認定技師が在籍しており、ガイドラインに則った適正な撮影条件で撮影を実施しております。
低線量肺がんCTでわかるもの(下の画像は当院の症例です。)
肺がんの可能性がある淡い濃度の所見やかたまりを検出します。
こんな方におすすめ
- 50歳以上の重喫煙者(1日の喫煙本数に、喫煙年数をかけた値が600を超える方)
- 重喫煙者のご家族で受動喫煙が心配な方
- DWIBS検診を受けられる方(早期肺がんの検出はCTの方が有利ですので、あわせて受けられることをお勧めします)
- その他、肺がんが心配な方
検診が受けられる時間
月~金曜日の9時~11時40分、13時~14時40分
使用する装置
- キヤノンメディカルシステムズ社製320列CT Aquilion ONE Nature edition(2017年導入)
- ザイオソフト社製 3D医用画像処理ワークステーション REVORAS(2023年導入)
検診費用
税込12,320円です。現金の他、クレジットカードでのお支払いも可能です。
この検診が受けられない方
- 妊娠または妊娠の可能性がある方
- 激しい胸痛がある、痰に血が混じるなど症状がある方は、診療科の受診が望ましいです。
検診の流れ
結果の通知
低線量肺がんCT検診の画像は、画像診断を専門とする放射線科医が読影します。それを当院医師が確認し、検診後1ヶ月以内に郵送します。郵送する通知書には、今回の画像データを収載したCD-Rを添付します。